古くさい恋の唄ばかり
さだまさし
ダブリューイーエー・ジャパン
1996-10-25



さだまさしの「古くさい恋の唄ばかり」というアルバムの中に『月の光』という曲がある

月の光 . 歌:さだまさし. 作詞:さだまさし. 作曲:さだまさし. 君が戯れに弾く 月光のピアノの音の寂しさは別離(わかれ)の刻(とき)を識る人の吐息の霜か ツィス・モール 芍薬の花びらの散り際の君の背筋のいさぎよさ立ち枯れてゆく青春 ・・・・・

この曲の歌詞にある「ツィス・モール」は『cis-moll』と表記する

日本語で「嬰ハ短調」でドイツ語で
『cis-moll』

嬰ハ短調・・・「ド♯」が主音の暗い雰囲気の曲

歌詞に出てくる「月光」はベートーヴェン作曲のピアノソナタの一つで「嬰ハ短調」なのだ。

この曲の間奏にベートーヴェンの月光のモチーフが使われている。

短調の中で、ダントツで「嬰ハ短調」が好きだ。不安定感や冷たさを感じる。

さだまさしが、「別れの寂しさ」に、「嬰ハ短調」を選んだ気持ちがわかる。

月光ソナタのエンディングは、チェロを思わせるモチーフで終わる。

最後に温かみのあるチェロで「寂しさ、冷たさ、」を表現したベートーヴェンにも拍手。