歌には、スキャットやハミングを除いて、ほとんど歌詞がついている。
声楽を勉強していた時、「言葉を切って息継ぎをしてはいけない」と習った。
例えば、中島みゆきの「時代」に「まわるまわるよ時代はまわる」という歌詞があるが、
歌う人によっては、「まわるまわる4時だいはまわる」と聞こえる人がいる。
つまり、「よ」の前で息継ぎをするので、こう聞こえる。
息が続かないなら、続くように努力することが歌い手の技術なのだ。
言葉を大切にしよう!とか、心を込めて!などという発想は古いのか。
表現することの意味は、どんなジャンルの音楽も同じだと思うのだが。