ピアノ初学者のための独習動画レッスン

ピアノ初学者のための独習レッスンをテキスト付で動画配信します。読譜編・楽典編・レパートリー編で構成されています。

歌うこと②(連帯感)

さだシティ
さだまさし
ユーキャン
2011-07-06




度々、「さだまさし」で申し訳ありません。
ピアノのレッスンと、少し離れます。申し訳ありません。


さだまさしの「Sada City」というアルバムに『桜の樹の下で』という曲が入っている。

歌詞に「力があるなら、力をかせ、ちえがあるなら、ちえをかせ
お金があるなら、お金をかせ、何にもない奴は歌え!」とある。

「歌うこと」が如何にエネルギーとなるかを物語っている。

野球の阪神タイガース戦の「六甲おろし」のように、
学校の様々な行事で歌う「校歌」のように、
一緒に歌を歌うことは、連帯感を作る。

「歌うことは」本能かもしれない。



レパートリーは宝物

ススキ


20年程教えている大人の生徒が10年程前に

ある曲を「頑張って練習して弾けるようになり、嬉しかったが

別の曲を練習して、弾かなくなったら弾けなくなってしまい、

宝物を失くしてしまったようで悲しい。」と言っていた。

『宝物を失くしたようで…』という表現が、とても印象的だった。

楽譜を見ながら、音名とリズムを読み、鍵盤に移し替えて

音に起こしていく作業は、エネルギーと根気が必要。

出来ない所を何度も繰り返し、練習することで指の筋肉が働いていくれるようになり、

声に出して歌いながら弾くことで、耳が音名・音楽を覚えてくれる。

その積み重ねが、借り物の知識や技術ではなく、本物の自分のレパートリーとなる。

曲への愛着は如何ばかりかと思う。

まさに『宝物』に違いない。


歌うこと①(表現力)

グラジオラス


子供は、就学前からピアノを習うことが多いが、

その中で、いわゆる「勘がいい子」がいる。

指の動きの器用さに加え、リズム感、耳の良さを備えているのだが、

「歌うこと」のセンスがある子がいる。

声にだして歌うことではなく、演歌のコブシのような「表情」のこと。

淡々と弾いていても、抑揚を促すとすぐにつかむ。

遺伝もあるだろうが、持っている才能といえよう。

この力を表現力という。

学びの初期の段階で、「声にだして弾いているメロディーを歌う」ことを

しつこいまでに求めるのは、「耳が肥える」「耳からの情報で習得内容がより充実する」

に加えて、この「表現力」に結びついているからである。

音楽家は、歌を歌っていなくても、必ず演奏中はそれぞれの楽器で歌っているのだ。